名栗の杜12周年記念~杜に響くハープの調べ~
ハープ・ソロコンサート 古佐小基史
日時:9月14日(土)
14 : 00 ~16 : 00
会場:名栗の杜階下会場(当日は竹内啓さんの自然をモチーフ
とした絵の大作が幻想的に展示中です)
料金:3500円
定員:限定40名 ご予約ください 駐車場15台有
古佐小基史(こさこもとし) ハーピスト、作曲家、即興演奏家
1971年生まれ。愛媛県松山市出身。アメリカ、カルフォルニア州往往。東京大学医学部保健学科卒業後、1年開東京大学医学部付属病院精神神経科に看護士として勤務、1997年に渡米する。
3歳からの9半開ピアノを学び、以降は独学で音楽を学ぶ。中高生時代はロックギター、大学入学後はジャズギターでプロ(スジャズバンドにも参加し、スイングジャーナル誌で「最も注目すべき若手ジャズギクーリスト」として評価される。
渡米後、独学でハープに転向し、2001年から演奏活動を始め、2002年クラシックハープのCDをリリース。
2006年から2010年までストックトンシンフォニー(カリフォルア)主席ハーピストを務める。
2007年からは、即興/オリジナル曲の演奏に活動の重心を移行し、米国ハープメーカ-、ライアン&ヒーリー社主催の国際ジャズ、ポップハープコンクールにおいてペダルハープ部門で入賞(準優勝)。
2008年、全曲古佐小白身の作曲によるアルバム“Naked Wonder”のリリースを皮切りに、それ以降2015年までに8枚のアルバムをリリ-スする。
2008年より日本での演奏活動を開始し、日本全国でコンサート、ワークショップ、講演会等を開催している。
2010年よりアメリカのグラミー賞受賞アーティスト、ポール・マキャンドレス氏など一流アーティストを起用した活動を開始。
テレビ番組への音楽提供など、作曲家としても活動を本格化する。
2014年以降、リオ・ハープフェスティバル、アメジカハープ協会2014年総会、世界ハープ会議2014シド二一に出演するなど、より大規模での国際的な活動を展開し、米国ハープ専門雑誌”Harp Colmn”で特集記事が取り上げられ、表紙を飾る。
また、2009年より職域・地域を対象にした予防・健康増進の統合医療的プログラムを研究するトークルヘルス研究会において研究活動にもを取り組み、2012年に公衆衛生専門雑誌「保健の科学(杏林書院)」に論文を発表する。
現在、同研究会の分科会、音研究会代表も務める。
場との交感(竹内啓談)
作品はすべて完成するまで屋外で制作しています。ここ数年、許可をいただいて遺跡で制作することも増えました。
まず和紙や綿布、絹を地面に敷きます。その土地の光、空の色、吹いている風、山、本、雲の流れなどを確かめるように、あるいは自分を空間に溶かし込むように溶いた絵の具を即興的に乗せていきます。じっと見つめること、絵の具を溶くこと、刷毛や筆を動かすことすべてが音楽を奏でるような一連の流れになっていきます。
もうできることはないと思えたとき、静かに画面に手を加えるのを終えます。作品タイトルはこの日時、場所名になっています、
そして現場で一晩から数日、自然の力を借りて絵の具が乾くのを待ちます。画面上でゆっくりと水分が蒸発して空に帰っていく間に絵の具の粒子は画面の(=その土地の)起伏に沿って微小な川を作って流れたり、湖に流れ込んだような痕跡を残したり、時には雨に当たりながらも熟成され完成します。作品はその場の自然とのやりとりの記録にもなっています。